原点 |
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| 熱の抜けきらない頭でここ何週間かずっ考えていた。
はぁもにぃの最終目標は? やまちゃんやいろはさんやそら先生にりんごさん達と動き始めた2年近く前、 わが子達が成人したときに過ごせる場所を作りたいと、 強く願っていた。 そこには仲間がいて、彼らの特性を理解し支援してくれるスタッフがいて、 何よりも 地域から孤立した場所ではなく、一住民として受け入れられ、 いきいき楽しくのびのびと過ごせる場所をつくりたいと、 願っていた。
そのために必要なものってなんだろう? 日中の居場所・・・ それって作業所とかワークホーム? ドラミは自分の興味のある世界を心行くまで掘り下げることは大好きで、毎日飽きることなく実に楽しそうにそれを満喫しているが・・・ 働く? ・・・無理っ 想像できないっ・・・ 残念ながらその方面にドラミの才能は0だ・・・ 学校ですら苦痛だというのに、ないでしょ・・・
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住む場所・・・ 施設? やだっ全然可愛くないっ・・・ ひとりで? 無理っ! 仲間と一緒にGホーム 自分だけの場所もあり、みんなと集える場所もある・・・ そして世話人さんがいて・・・ いつでも助けが求めらる環境・・・ これでしょ
でもこれを私の財力で用意できる?
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悶々としているとき、いろはさんが松村専務を紹介してくれて、 専務がつくられた認知症や精神疾患あるお年寄りのGホーム「夢楽の園」を知った・・・ 私たちの夢や理想を熱病に浮かされたように話したことを覚えている・・・ その後松村専務がはぁもにぃオーナー森さんに引き合わせて下さり、 私たちの夢が現実となるための大きな大きな一歩を踏み出すことができた。
それと並行するかのように、 開業資金作り&人脈つくりのために入った職場(市役所)で、 モンブラン先生と出会った・・・ お菓子作りにプロの腕を持ち、障害をもつお子さんがいて、 なにより その子のために今、これから自分ができることは何かと、 私たちと同じように悩み考えていたモンブラン先生・・・
何の保証も無いこのプロジェクト?に飛び込んできてくれて、 人を癒し幸せにするお菓子を通して、子どもたちがかかわれることを探していこう とまたひとつ道筋ができた。
平山の地に事業所を拠点を設けられたおかげで、もうひとつ大きな出会いもあった。 町内会長の森谷さんは、自閉症のスペシャリスト・臨床心理士 武藤先生と大学の同級生だったそう・・・ お会いした最初から理解が深く、私たちを盛りたててくださり、地域の方たちに受け入れていただけるように、何かにつけ手を差し伸べてくださっている。
そうして現在があるはぁもにぃ・・・
この流れの中で、 私は何をしてきたんだろう? ちゃんと伝えてきたんだろうか? 皆様のご厚意に甘えるだけで、それをあたかも自分の成果のようにしてきていない?
私はゴロ太やドラミという子に恵まれ、彼らを通して今まで自分が決して知り得なかった、 おそらく知ろうともしなかったこの世界を知った・・・
障害児・者達がいかに魅力的で豊かな心を持っているかも知った・・・ そこに関わり理解し支援している素晴らしい方たちとも巡り合えた・・・
もっともっと沢山の人達に彼らを知ってほしいし、 理解し支援してほしい・・・
どんな場所でも彼らがそこにいることが当たり前になってほしい・・・
でも中にいるだけでは決して伝えられない・・・
外に向けて発信していかなければ・・・
そうだ!だから伝えよう・・・ たくさんの場所でたくさんの人たちに・・・
知ってもらえること! それがすべての一歩だった・・・
常にそれが私の原点で、 私のはぁもにぃに対する原点でもある・・・
決して忘れないようにしよう・・・
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2009年1月11日(日)13:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | すいか | 管理
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