「発達及び知的障碍児・者を支援する会」特定非営利活動法人 はぁもにぃ(ふらっと)
 
はぁもにぃで働くスタッフ達の結構セキララな?つぶやき・活動報告です♪
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2010年1月14日を表示

障害者雇用企業見学会・意見交換会に参加

千葉県商工労働部産業人材課主催の会に参加。

本日PAT稲毛にある

「無農薬レストラン 四季こよみ」さんに伺ってきました。


現在37歳高機能の男性一人が厨房で働いています。

学校を出た後印刷会社で13年務め、その後清掃会社

に務めた後

清掃で派遣された「シェラトンベイ浦安」にて

コックさんの姿にあこがれ転職を決意。

その後障害者職業訓練センターでのトレーニングを経て

採用されたそうです。


「四季こよみ」さんでの勤続年数は2年半あまり・・・

その間失敗やトラブルは多々あったそうですが、着実に

できる仕事を増やしていき

現在では

障害者の方のお仕事定番?の洗い物以外にも

野菜の下ごしらえや揚げ物を担当したり、宅配のお弁当

詰めをしたり、厨房のいくつもの仕事を担当しているそ

うです。


もちろん今でも失敗やトラブルはあるそうで

ご本人に「一番大変なことは何ですか?」と聞いてみた

ところ

「勤務時間が4時までだけど仕事が終わらなくて帰りが

4時半だったり5時になってしまう日があることで

す。」


う~ん先輩だなぁ・・・


といっても

非常に優秀な先輩・・・

スワンベーカリーで働く障害者の方たちを見ても思った

ことだけど

やはり就労している方たちは非常に優秀・・・


何が一番すごいかなと考えたとき

「四季こよみ」の社長さんがおっしゃったことで

「彼は働く身体が出来ているんです。」

ということ・・・


厨房なのでずっと立ちっぱなし、少なくとも4~5時間

は休みなく立ち働く・・・

これが耐えうる身体・・・

「すぐ集中力が切れたりせず、真面目に仕事に取り組み

続けることが可能な精神力と体力をもった身体であるこ

と」


これ・・・


超難関ですよね・・・


自力で通勤

挨拶が出来る

コミュニケーションが取れる


これを全部クリアして・・・


当たり前のことじゃんと思われる方多いかと思いますが

超厳しい課題・・・




そして雇用する企業側にも課題あり・・・


トップが障害者雇用に強い意欲をもっていること


障害者を雇用するということは

利益だけを追求する企業では厳しい・・・


たとえて言えば人を一人採用することになった時健常者

ではなくあえて障害者を選択して雇用するといったこと

を、一般企業で行った場合どうなるか・・・?


生産性だけを考えれば障害者雇用には踏み切れないとい

うことは簡単に想像できますよね・・・


それでもあえて障害者を雇用するということは利益追求

ではなく「社会貢献」が企業における最終目標だか

ら・・・


利益だけを追い求めているうちはフラストレーションに

しかならないが、企業の存在意義のホントのところを理

解していれば


障害者雇用の意義・・・

生産性だけを求めて人を雇用する以上に企業の力になる

ことがわかるはず・・・



そしてトップがそれを分かっている企業は大きいとこで

なくても障害者を積極的に雇用しうまくいっているし

結果的に業績も伸びていっているように思います


「四季こよみ」社長様

いい機会を与えていただきありがとうございました。



2010年1月14日(木)21:12 | すいか | 管理


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