「発達及び知的障碍児・者を支援する会」特定非営利活動法人 はぁもにぃ(ふらっと)
 
はぁもにぃで働くスタッフ達の結構セキララな?つぶやき・活動報告です♪
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一から百まで

発達障碍特性を持つ二人の子どもを育てる中

知的に遅れのない・・・というよりむしろ高い
上の子の方が、この社会の中で生きていく時
圧倒的に不利だなぁと感じることが多々あり
ました。

どちらも自分の興味・関心のあることに対して
のみ、驚くほどの集中力&熱意を持って接し
ますが、それ以外のことについてはことごとく
スルー。

結果、一般の人達であれば成長過程において
特に教えなくても、いつの間にか身について
いること(いわゆる一般常識というものが
多く該当しますが、中には『え~っ!そこまで
??」と驚くほど私たちにとって当たり前すぎる
・・・もう「2~3歳の子どもでもそれくらい
知ってるよ!」ってことまで、知らなかったり
身についてなかったりします。


なのでどういうことが起こるかというと・・・
知的障碍もある下の娘の場合だと
「わかならくても、知らなくても当たり前だよ。
一つ一つ理解していけば、学んでいけばいいからね。」
と優しく丁寧な対応をしてもらえますが、

これがIQ140超の上の息子の場合

「ふざけてるの?考えればわかることでしょ!
なんでそんなに常識がないの?」

さらに「わからないことがあれば聞けばよい」
ってことまで思い至らない・・・ってかそもそも
発想になかったりするので、聞かずに自分の中で
色々考えを巡らせ、やった行為が
「え~??」って呆れてしまうほど的外れというか
不適切だったりして、もうその時点で
相手(親、先生、上司、同僚、友人、知人、他人)


なんていうか・・・不憫です・・・

でも、相手の方のことも責められない・・・

そこまで違うとは思わないですもんね。

世の中にはそういう発達が凸凹で、その凸凹
具合が想像を絶するほどすごい人達がいる
なんて、大多数の人がそれに該当しないわけ
だから、知識なくしてわかれという方が
無理というもの。

「あれが出来ればこれも出来るだろう」
がほとんどで
「あれが出来るのにこれは出来ない」
の降り幅が多いほど、
それを理解出来る人の方が少ないと思います。

でも、いるんです・・・

さて小ネタでよくする息子が小学生の
頃の典型例。

ある日夕食を食べ終わった息子に
「自分で使ったお皿は下げてきなさい。」
というと
「は~い」
といって文字通りお皿だけを下げてきました。

「他の食器は?」
と聞くと
「だってママお皿を下げてきなさいって
言ったじゃん。」

確かにね・・・

しかしそこのところ少しも疑問に思わなかった
のか・・・?
つい最近この時のことを聞いてみたら
「いやさすがにお茶碗やコップはどうするんだろう
?下げなくてもいいのかなと思ったけど、お皿と
しか言われなかったから、お茶碗やコップはこれ
から使うんだろうなと判断して、言われた通りに
した」

自分なりに考えてたのね・・・

そしてわからないなら聞くという発想は
教えられてない(反省!!)ので
なかったそう・・・

IQ140超という上位2パーセントの頭脳。
例えば数学(この時は算数か)で驚くほどの
難問を出されても、ひと目見た程度で即座に
正解が出せる頭脳を持ちわせていても
これです・・・

「だってほとんどが自分にとって興味がない
ことで、生きていく上でこの社会の常識を
身につけることが必要っていわれて、一応
入れる努力はしても入んないんだもん」

ホントどこまでも自分の欲求にのみ忠実・・・
そしてこれもまさしく特性なんですよね。



2013年3月22日(金)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | すいか | 管理

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